「や」
屋根裏収納
屋根裏部分のスペースを利用して作る収納部屋のことだよ。
ロフトとの違いは、ロフトが天井高を高くして部屋の一部を2層式にした上部スペースのことをさすのに対し、グルニエは屋根裏を利用した収納スペースのことをさすよ。面積は下の階の2分の1以下、天井高は1.4m以下、出入りするためのハシゴは固定式でないこと、などの建築基準法の規制があるよ。そのため取り外し可能なはしごをかけたり、折り畳んで収納できるタイプのはしごを取り付けたものがよく見られるよ。
「ゆ」
床下収納
床下の空間を生かして作られた収納のことだよ。
キッチンや洗面所でよく見られるよ。食品のストックやシャンプーのストックなどを収納するのに重宝するよ。
床暖房
床の内部に発熱体を設置して床を温める暖房設備のことだよ。
リビング、ダイニング、キッチンに導入することが多いね。
ストーブやガスファンヒーター等の燃焼系の暖房器具と比べた床暖房のメリットは以下の通り。
①二酸化炭素を排出しないし、エアコンのみたいに、気流を発生させることがないから、ハウスダストを舞上げることもない。
②一酸化炭素中毒を心配する必要もなく、クリーンな空気環境を保つことができる。
③火を使わないのでストーブなどのようにヤケドや火事の心配も少ない。ちびっこや高齢者のいるお家ににおすすめ。
④ふく射によって部屋をまんべんなく暖めることが出来る。
主なデメリットは以下の通り。
①部屋全体が暖まるには時間がかかる。そのため短時間の使用には不向き。
②設置にコストがかかる。メンテナンスにもお金がかかる。
③ものによってはのぼせたり、低温やけどの恐れもある。
床暖房の発熱の方式には、床に張り巡らせた配管に温水を循環させて温める「温水式」と、床下に電熱線ヒーター内臓のパネルを敷き詰めて、その熱で部屋を暖め「電気式」があるよ。
それぞれ快適性や、設備・メンテナンス、コストにメリット、デメリットがあるからポイントをおさえて検討するといいにゃ。
「よ」
容積率
建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合のことだよ。
例えば、敷地面積が100㎡、延べ床面積が200㎡だと容積率は100分の200、つまり200%になるよ。
延べ面積が多くなるとそこに生活する人が増え、また生活排水の量も増えるから人口の密度を適度に抑制して良好な環境の確保と公共施設の整備とのバランスを保つために制限が定められているんだ。
建築物の容積率は、①原則として用途地域ごとに都市計画または特定行政庁において定められた数値(指定容積率) 以下でなければならないよ。
②ただし、敷地に接している前面道路が12m未満の場合はその幅員によっても制限されるよ。住居系の用途地域(第一種低層住居専用地域など)なら前面道路の幅員×0.4、その他の用途地域(商業地域など)なら全前面道路の幅員×0.6が上限になるんだ。①と②で小さい方がその敷地の容積率の上限になるんだ。
関連ワード 建ぺい率
用途地域
建築できる建物の種類を定めた地域のことだよ。
用途地域には、建築できる建物の種類に基づいて以下の12種類に分類されるんだ。
また用途地域では、その用途地域において建築できる建物の種類に応じて、
容積率、建ぺい率などの建築規制がきめ細かく定められているんだ。
関連ワード 第一種低層住居専用地域・第二種低層住居専用地域・第一種中高層住居専用地域・第二種中高層住居専用地域
第一種住居地域・第二種住居地域・準住居地域・近隣商業地域・商業地域・準工業地域・工業地域・工業専用地域
ちなみに「保育所」と「診療所」「寺院・教会・神社」は12種類の全ての地域に建てられるんだよ。1つの敷地に2以上の用途地域にまたがってしまっている場合は、面積の大きい方の属する用途地域が適用されるんだよ。